中学2年生教科書 New Horizon 2 (ニューホライズン 2年) Let’s Read 2: A Glass of Milk の重要文法と、本文・和訳・英文見える化チャートです。
英文見える化チャートは、英語の「意味理解」を視覚的にサポートするツールです。音読活動などで活用することで英語を身に着けるのを支援します。
ポイント解説付きなので、定期テスト対策として、単語の意味・用法や、文法・文構造の確認にも使えます。
重要復習事項
目的語を2つとる動詞
接続詞 when, because など
have to
不定詞(副詞用法)
比較級
本文・和訳・チャート
音声リスト
※ バックグラウンド再生もできます
以下の各パート内の音声は速度調整(75%など)や個別にループ再生もできます
速度を90%などに設定したい場合は以下のYoutube音声をお使いください
Let’s Read 2 – Page 1
◇ A Glass of Milk
1杯のミルク
※ milk(物質)など不可算の量は glass(グラス、コップ)、bottle(ボトル)、piece(ひとかけら)、slice(一切れ)などの可算名詞を使い表す two glasses of milk
※ glass: {可算} グラス(🍷) {不可算} ガラス
◇ Once, a poor young boy was selling candy door-to-door.
むかし、ある貧しく幼い少年が戸別訪問で砂糖菓子を売っていました。
※ once: ☒{いつかは特定せず} かつて、昔 once upon a time(昔々、遠い昔); ☐1回 once more(もう1回)
※ candy: 砂糖やチョコレートで作った甘い食べ物 {可算} 形にした1粒・1包装など three candies {不可算} 物質・一般的に言及 I like candy.
◆ He was earning money to go to school.
彼は学校へ行くためにお金をかせいでいました。
※ money: {不可算} お金 *お金はお札やコインなど決まった形がない
◇ He was very hungry, but he had only a few coins.
彼はとてもおなかがすいていました、しかし彼はほんの少しの硬貨しか持っていませんでした。
※ few [複数形]: [ ] が少数であることを示す ⇔ many など
a few ~: 2、3など少しの~
few ~: {少数を強調し} ほとんどない~ had few coins(ほとんど硬貨を持っていなかった)
参考) little [不可算]: [ ] が少量であることを示す
◆ The boy went to a house to sell candy.
その少年は砂糖菓子を売るためにある家へ行きました。
◇ He knocked on the door and a woman opened it.
彼はドアをノックし、ある女性がそれを開けました。
◇ She said, “I have no money for candy.”
彼女は言いました、「私にはキャンディーのためのお金はありません。」
※ say ~: ~と(を)言う say goodbye ~が引用句の場合は say, “~” と書く
※ no ~: 1つも/少しも~ない、ゼロの~
~が可算の場合はふつう複数形にする no coins(本来1つの想定なら単数形も可 I had no glass for the boy.(少年のためのグラスがなかった))
◇ She was not well-off herself.
彼女自身が裕福ではありませんでした。
※ herself: {she の強調} 彼女自身 *強調したい語(she)の直後か文末などに置く = She herself was not well-off.
参考)myself, himself なども同様
◆ When the boy was about to leave, the woman said, “Wait.”
その少年が今にも去ろうとしていたとき、女性は言いました、「待ちなさい。」
※ be about to [動詞]: 今にも [ ] しようとしている
◆ She felt sorry for him because he looked very hungry.
彼がとてもおなかがすいているように見えたので、彼女は彼を気の毒に思いました。
※ sorry: ☐{他人に悪いことをしてしまった後悔を表現して} すまないと思って; ☒{起きた不幸への同情、悲しみを表現して} 気の毒で、残念に思って
※ be/feel sorry for ~(人): {~に悪いことが起きて} ~を気の毒に思う、に同情する
※ for [ ]: [(主張などが)向けられた対象] に対して、にとって ☆ 方向 ~のため
◆ So she brought him a glass of milk.
なので彼女は彼に1杯のミルクを持ってきました。
音声(英語/習得用)
♪ 英語の音声: | |
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英文見える化チャート 1/3
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Let’s Read 2 – Page 2
◆ When he finished drinking the milk, the boy felt much better.
彼がそのミルクを飲み終えた時、その少年はとても、よりよい気持ちに感じました。
※ much: {比較級の強調に主に使い} 大変、とても
参考) much [不可算]: 大量の [ ] much money(たくさんのお金)
⇔ little
※ better: good や well などの比較級
◇ He took the coins out of his pocket, and said, “Thank you for the milk.”
彼は硬貨をポケットから取り出して、言いました、「ミルクをありがとうございます。」
※ the coins: 少し前に言及された、彼の持っていた硬貨を指す
※ for [ ]: [(主張などが)向けられた対象] に対して ☆ 方向 ~のため
◆ The woman replied, “You don’t need to pay.
その女性は答えました、「あなたはお金を払う必要はありません。
※ reply ~: ~と答える ~が引用句の場合は reply, “~” と書く *say, ask などと同様
※ need to [動詞]: [ ] する必要がある ≓ have to
◇ We don’t need money for kindness.”
私たちは親切に対するお金はいりません。」
◆ Before he left, she said, “Be strong, young man, and you’ll have a great future.”
彼が去る前に、彼女は言いました、「強くありなさい、青年よ、そうすればあたなには偉大な未来があるでしょう。
※ <命令文 + , and + (節)>: ~しなさい、そうすれば (節)
and を or に: ~しなさい、そうでないと Hurry up, or you’ll be late.
◆ Thanks to her kindness, the boy felt stronger than before, and walked away with a smile.
彼女の親切のおかげで、その少年は前よりも(自分が)強いと感じ、ほほえみとともに歩き去りました。
※ thanks to ~: ~のおかげで、理由で
= because of ~
◇ After that day, the woman sometimes wondered about the boy.
その日のあと、その女性は時々その少年について思いをめぐらせました。
◇ She hoped he was doing well.
彼女は彼が順調にやっていることを願いました。
※ do well: ☒{仕事などで} 成功している; ☒{病気だった人が} 健康になっている
※ was を is とすると、今現在(物語が読まれている時点)の彼について願ったことになってしまうので注意
音声(英語/習得用)
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♪ 習得用の音声(英⇒日を区切りごと): | |
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Let’s Read 2 – Page 3
◇ The years went by and the woman got old.
年月が過ぎ、その女性は年をとりました。
※ the years: {皆の共通のイメージ・理解として特定される years (過ぎてゆく時間)に言及し} 年月 *Years went by より時間の経過が意識される
※ | go by |: {時などが} 過ぎ去る
※ get [形容詞など]: {状態の変化を表し} [ ] になる
◇ One day, she felt ill and fell down in front of her house.
ある日、彼女は具合が悪く感じ、彼女の家の前で倒れました。
※ in front of ~: ~の前に・で
◇ The local doctor could not help her, so he sent her to a big hospital in the city.
地元の医師は彼女を助けることができませんでした、なので彼は彼女を都会の大きな病院へ送りました。
※ the local doctor: 地元の医師(1人) *地元に1人として特定される医師に言及
※ the city: 都会 *皆の共通のイメージ・理解として特定される city(市街)に言及
◆ The doctors had to give her an operation right away.
その医師たちはすぐに彼女に手術を施す必要がありました。
※ the doctors: 都会の大病院の医師たち *前の文からの推定で特定される
※ right away: すぐに
※ right: ☒すぐに right after the news; ☐厳密に right here/ ☐正しい you’re right
※ away: ☒{イベントまでの期間} 後に a week away; ☐{去る、離れている状態} 離れて go away
◆ When she woke up, she was happy to be alive.
彼女は目覚めた時、自分が生きていてうれしく思いました。
※ | wake up |: 目が覚める
◇ Then she realized, “I have no money for this operation.
それから彼女は気付きました、「私にはこの手術のためのお金がない。
※ realize ~: ~だと気付く ~が引用句の場合は realize, “~” と書く *say, ask などと同様
◇ What should I do?”
私はどうすべきなのか。」
◇ The next day, a doctor came to her room.
その翌日、ある医師が彼女の部屋に来ました。
※ The next day: その翌日 *前の文(ある日について記載)からの推定で特定される *On the next day も可
◇ He had an envelope in his hand.
彼は手に封筒を持っていました。
◇ He gave it to her and said, “Here’s your bill for the operation.”
彼はそれを彼女に手渡して言いました、「こちらがあなたの手術の請求書です。」
※ here is/are ~: {人に何かを見せる時の表現} こちらが~だ、ここに~がある
主語や動詞などの位置が入れ替わっている文(倒置)
◆ She was afraid to look inside.
彼女は中を見ることをこわがりました。
※ be afraid to [動詞]: [ ] する(しようとする)ことが怖い、怖くて[ ] しない
*不定詞でafraidを説明 不定詞はこれからすることのイメージ
≠be afraid of [名詞/動名詞]: [ ] が怖い afraid of ghosts(お化けが怖い), afraid of making a mistake(まちがえるのが怖い)
◇ He smiled and said, “Open it, please.”
彼はほほえんで言いました、「それを開けてください、どうか。」
◇ Inside there was a note.
中にはメモがありました。
※ There is/are の文 < There + be動詞 + 主語>
{未特定のもの(人を含む)の存在を話題に出す時}
「主語がある・いる」 *Thereに「そこに」の意味はない
≒ There was a note inside. ここでは inside を文頭におき強調
◇ It said, “Paid in full, with one glass of milk.”
それには書いてありました、「全額支払い済み、1杯のミルクで」
※ paid: ☒支払い済みの{形容詞}/ ☒pay(支払う)の過去分詞 This bill has been paid. などの省略
※ in full: 全部、完全に
※ in [ ]: [実施のされ方・状態]で built in stages(段階的につくられる) , work in teams(チームで働く)
※ full: ☒全部 {名詞}/ ☐満ちた The glass was full of water.(コップは水でいっぱい)
※ with [ ]: [道具] で with a credit card(実際の物)
参考) by [ ]: [手法] で by credit card(方式)
◇ Then she looked up and recognized the boy in the doctor.
それから彼女は目を上にやり、その医師の中にあの少年を認識しました。
※ recognize ~: ~を認識する *過去に見聞きして知っている人・物だとわかる
音声(英語/習得用)
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♪ 習得用の音声(英⇒日を区切りごと): | |
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