中学英語の文法全項目の「図」の詳細編です。人称代名詞( my, us, hers など)、可算/不可算名詞と冠詞( a/an, the )についてです。各文法項目の例文(和訳付き)、英文見える化チャートによる図解、音声が利用できます。
英文見える化チャートは、英語の「意味理解」を視覚的にサポートするツールです。習得を促進する音声付きです。音読活動などで活用することで英語を身に着けるのを支援します。
重要文法や、語句の使い方についてのポイント解説付きなので、定期テスト対策として、単語の意味・用法や、文法・文構造の確認にも使えます。
なお英語のみの音声も利用できるので、リスニングやシャドウイングなどでもお使いいただけます。
このページの学習リソースを活用することで、英語学習をより効果的で楽しいものにしてください。
音声リスト
※ バックグラウンド再生もできます
以下の各パート内の音声は速度調整や個別にループ再生もできます
代名詞
例文・和訳・解説
Y:あなた、A:副部長
A: Whose bag is this?
これはだれのバッグですか。
◆ < Whose + 名詞> 「だれの…」
後ろに疑問文(だれの…の部分は空白)をおく
{疑問詞}編を参照
※ whose を「だれのもの」として使う表現も文法的には可(あまり使われない) Whose is this bag?
Y: Look at me.
私を見てください。
※ 格変化の凡例
<…は(主語) | …を・に(目的語) | …の | …のもの>
◆ 私 < I | me | my | mine >
Y: I already have my bag.
私は既に私の(自分の)バッグを持っています。
Y: So, this one is not mine.
なので、このバッグは私のものではありません。
※ one: {前に出た語(単数)を表す(繰り返しを避ける)}
Y: And look at you.
そしてあなたを見てください。
◆ あなた < you | you | your | yours >
◆ あなたたち <同上>
Y: You have your bag, too.
あなたもあなたの(自分の)バッグを持っています。
Y: This isn’t yours.
これはあなたのものではありません。
A: Is this Hana’s bag?
これはハナのバッグですか。
◆ 代名詞以外(単数) < Ken | Ken | Ken’s | Ken’s >
<アポストロフィー + s > ( ’s )をつけると「…の」「…のもの」に
発音は /z/ or /s/
普通の名詞も同様 < dog | dog | dog’s | dog’s >
Y: Let’s check with her.
彼女と確認しましょう。
◆ 彼女 < she | her | her | hers >
※ < let’s + 動詞の原形> 「~しましょう」
Y: She has her bag.
彼女は彼女のバッグを持っています。
Y: So, this isn’t hers.
なので、これは彼女のものではありません。
A: Is this James’ bag?
これはジェームズのバッグですか。
※ s で終わる名詞の所有形では<アポストロフィー> ( ’ )をつける
発音は /zɪz/ or /sɪz/ 火星の:Mars’ /mɑːrzɪz/, ボスの:boss’ /bɑːsɪz/
( ’s )も可 Mars’s, boss’s 発音は同じ
Y: OK. Let’s look at him.
わかりました。彼を見ましょう。
◆ 彼 < he | him | his | his >
※ OK: {合意や許可を表して} オッケー、わかりました; 新しいことを話し始めたり、間をおく時に言う;
Y: He has his bag as well.
彼も彼のバッグを持っています。
Y: This isn’t his.
これは彼のものではありません。
A: How about Team Green: you, Mary, and me?
チームグリーンはどうですか。あなた、メアリー、私(のチーム)。
※ コロン( : )は項目の一覧、同格、補足説明などを導く時に使う
※ A and B: A と B
3つ以上を並べる場合は A, B, and C などと書く
Y: OK. Let’s check among us.
わかりました。私たちの中でチェックしましょう。
◆ 私たち < we | us | our | ours >
※ among [ ]: [人・物の集団] の中で
Y: We have our bag.
私たちは私たちのバッグを持っています。
Y: This is not ours.
これは私たちのものではありません。
A: Then, is this the cats’ bag?
それなら、これはネコたちのバッグですか?
◆ 代名詞以外(複数) < boys | boys | boys’ | boys’ >
複数形の所有形では、複数形に<アポストロフィー> ( ‘ )をつける
発音は変わらず girls’ /ɡɜːrlz/, students’ /ˈstuːdənts/, bosses’ /bɑːsɪz/
ただし不規則変化は men’s, children’s など
Y: OK. Let’s look at them.
わかりました。彼らを見ましょう。
◆ 彼ら・それら < they | them | their | theirs >
Y: They have their bag.
彼らは彼らのバッグを持っています。
Y: This isn’t theirs.
これは彼らのものではありません。
A: How about the elephant?
ゾウはどうですか。
Y: OK. Let’s look at it.
わかりました。それを見ましょう。
◆ それ < it | it | its | ー >
※ itの所有代名詞は普通は使われない
Y: Oh. It doesn’t have its bag.
ああ。それはそれの(自分の)バッグを持っていません。
Y: This must be its bag.
これはそれの(ゾウの)バッグに違いありません。
※ 助動詞 must < must + 動詞の原形>
{確信} ~に違いない {義務} ~しなければならない
音声(英語/習得用)
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可算/不可算
例文・和訳・解説
P:部長、A:副部長
P: Apples are healthy.
りんごは健康によいです。
※ 決まった形があるもの・単独の存在(分けると別のものになる)に言及するにはその名詞を可算扱いする
※ 可算扱いなら単数形(そのまま)か複数形(末尾にsをつけるなど)で使う
※ <(冠詞などなし)+複数形> その名詞に一般的に言及する時
A: Milk is healthy.
ミルクは健康によいです。
※ 決まった形がないもの・まとまり(物質、集合名詞、抽象的・全般的な考えなど)に言及するにはその名詞を不可算扱いする
※ 不可算扱いならそのまま使う(複数形なし)
※ <(冠詞などなし)+不可算> その名詞に一般的に言及する時
P: I like apples.
私はりんごが好きです。
※ 可算の例: sandwiches(🥪)、chickens(🐓)、desks(机)、songs(歌)、works(作品)、experiences(個々の出来事の体験)、games(ゲーム)
A: I like milk.
私はミルクが好きです。
※ 不可算の例: bread(パン)、chicken(鶏肉)、furniture(家具)、music(音楽)、work(仕事)、experience(仕事などで得た経験・知識)、fun(おもしろいこと)
P: I eat an apple every morning.
私は毎朝1つのりんごを食べます。
※ < a/an +単数形> 1つの・1人の~
※ 名詞の最初の発音(文字ではない)が子音[母音]なら a[an] a university、an hour
A: I drink a glass of milk every morning.
私は毎朝1杯のミルクを飲みます。
※ 物質など不可算の量は bottle(ボトル)、piece(ひとかけら)、slice(一切れ)などの可算名詞を使い表す
※ of [ ]: [言及している量・種類の対象] の a kind of curry ☆ 追加説明 ~の
※ glass: {可算} グラス(🍷) {不可算} ガラス
P: My father eats two apples a day.
私の父は1日に2つのりんごを食べます。
※ < twoなどの数+複数形> 2つの・2人の~
※ a [ ]: {価格や速度など} [単位] につき・ごとに
A: My father drinks two glasses of milk a day.
私の父は1日に2杯のミルクを飲みます。
※ glasses: glassの複数形
※ s/x/sh/chで終わる名詞には esをつける /ɪz/
P: My mother buys some apples every day.
私の母は毎日いくらかのりんごを買います。
※ < some +複数形> {肯定文で}{量は重要でないなどで不定} いくらかの(有限の普通の量)
A: My mother buys some milk every day.
私の母は毎日いくらかのミルクを買います。
※ < some +不可算> 上記(可算)と同じ
P: Does your mother buy any apples?
あなたのお母さんはいくらかのりんごを買いますか?
※ < any +複数形> {疑問文で} いくらかの、何らかの(少しでも)
※ 答えにyesを見込んでいるなら some も可
A: No. She doesn’t buy any.
いいえ。彼女は少しも買いません。
※ < any+複数形> {否定文で} 少しも~ない
※ < any/some +(可算名詞なし)> 名詞が明らかな場合は anyやsome は代名詞として使える
A: But she sells a lot of apples from her farm.
でも彼女は彼女の農場からのたくさんのりんごを売ります。
※ a lot of ~: たくさんの~
= lots of ~
~ は不可算か可算(複数形)
A: Does your mother buy any milk?
あなたのお母さんはいくらかのミルクを買いますか?
※ < any +不可算> {疑問文で} 上記(可算)と同じ
※ 答えにyesを見込んでいるなら some も可
P: No. She doesn’t buy any.
いいえ。彼女は少しも買いません。
※ < any +不可算> {否定文で} 上記(可算)と同じ
※ < any/some +(不可算名詞なし)>: 上記(可算)と同じ
P: But she sells lots of milk from her farm.
でも彼女は彼女の農場からのたくさんのミルクを売ります。
音声(英語/習得用)
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冠詞
例文・和訳・解説
水上飛行機でカナダの湖まで出向く彼らは、一風変わった話しをして楽しむようです。
A:副部長
A: Mike works as a dance coach.
マイクはダンスコーチとして働いています。
※ a dance coach: {人・物の一般名・種類を言う時} (1人の・1つの (普通は訳さない)) ダンスコーチ
A: He is also a member of a fishing club in Canada.
彼はまたカナダの、ある釣りクラブの会員でもあります。
※ a member: 会員 ←前文と同じ用法
※ a fishing club: {ある人・物(単数)に初めて言及する時} (ある(普通は訳さない)) 釣りクラブ
A: Every summer, he spends a week at the club.
毎年夏に、彼はそのクラブで1週間過ごします。
※ a week: {one と同じ} 1人の・1つの 週 a hundered
※ the club: {既知・特定の*人・物に言及する時} (その) クラブ
*既に出た語など文脈から
A: Take a look at the seaplane in this picture.
この写真の中の水上飛行機を見てください。
※ a look: {行動の種類・例を言う時} (aは訳さず) 見ること a shower、a rest
※ the seaplane: {既知・特定の*人・物に言及する時} (その) 水上飛行機
*近くのものなどその場の状況や一般的な状況から
A: Mike and a few members often fly to remote lakes in the north of Canada.
マイクと数人の会員はよく、カナダ北部の人里離れた湖へ飛行機で行きます。
※ a few: {数量を表す表現で使われる} (aは訳さず) 少数の a little、a lot of
※ the north: {既知・特定の*人・物に言及する時} (theは訳さず) 北部
*ある場面では唯一 the left、the future、the time:時刻
A: They like fishing there under the moon.
彼らはそこで月の下で釣りをするのが好きです。
※ the moon: {既知・特定の*人・物に言及する時} 月
*地球周辺では唯一 moon:衛星は火星などにも
the sun:太陽∈sun:恒星、
the world:世界∈world:生物のいる天体
A: During their fishing on the lake, they talk about the ocean and the beach.
湖で釣りをしている間、彼らは海やビーチについて話します。
※ the lake: (その) 湖 文脈からわかる
※ the ocean/ beach: {ある種の場所、自然環境、日常生活の一部*に言及する時} (theは訳さず) 海/ ビーチ
*文脈などで実物を特定せずとも皆の共通のイメージ・理解として特定できるもの
the wind、the darkness、go to the movies
A: On the first day, Mike usually catches the best fish.
最初の日に、マイクはたいてい最もよい魚を釣ります。
※ the first/ best ~: {既知・特定の*人・物に言及する時} (theは訳さず) 最初の/ 最もよい ~
*最上級、最後の・n番目のなど語句の意味上、唯一
the only way:唯一の方法、the same class
A: After that, he just thinks about the students in his dance class.
その後、彼はただ彼のダンスクラスの生徒たちについて考えます。
※ < the + ~ + 前置詞句 など> {前置詞句 などで修飾して特定の ~ に言及(初出でもOK)する時} (theは訳さず) ~
※ the students in …: …の (全ての) 生徒たち ←theで複数形の名詞(句)を特定として扱うと、その名詞(句)が表すもの全てに言及していることになる。
A: The other members talk about the growth of the world economy.
他の会員たちは、世界経済の成長について話します。
※ the other members: (全ての) 他の 会員たち ←前文と同じ用法(全てに言及)
other members: 他の 会員たち ←残り全てかは不明
another member: 他の1人の 会員
※ the growth of …: …の成長 ←前文と同じ用法(前置詞句などで修飾)
※ the world economy: 世界 経済 ←地球周辺では唯一
A: The club is open to all—the young, the elderly, the Japanese, and so on.
クラブは全ての人—若者、年配者、日本人など、に開かれています。
※ the + 形容詞: {その形容詞が当てはまる人々に全般的に言及する時} ~の/な人々 the rich、the British
※ —(ダッシュ)は長い同格などを導く時に使う
※ and so on: など
A: Are you interested?
あなたは興味がありますか。
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